そういえば「老いてますます盛ん」なんて言葉もありますね。
今回の投稿の発端は以下のTweet。
アニメ『水星の魔女』11話まで見る。駒が充実しており、それぞれの持ち場で視聴者にアッピールするよう配慮されているため、話がどの方向に振られても興味が途切れない。原作ありきでないから、事前の設定の綿密さが想像される。この構成者はテレビシリーズの長所短所を、よく掴んでいるに違いない。
— 辻 真先 (@mtsujiji) 2022年12月26日
アニメ『SPY× FAMILY 』をみ続ける。安定した演出作画でストレスなく見られるシリーズは、アニメ好きにとって貴重である。長丁場だから出来不出来は当然あって、塩味を効かし損ねた小品に気付いても憎めないのは、自分がペースにまきこまれたためだが、それもまた良しの心境になったのは少々甘いか。
— 辻 真先 (@mtsujiji) 2022年12月25日
アニメ『チェンソーマン』11話まで見る。ハマってきた。部分的な趣向もそうだが作品全体に流れる乾いた殺意は、ぼくの知る既成のアニメにないもので、過去のぼくが逆立ちしても生み出せなかった狂気。それでいて姫を失ったアキの空虚な気分など、丁寧な説得力に感じ入る。新天地を覗かせてもらった。
— 辻 真先 (@mtsujiji) 2022年12月21日
辻真先先生はTVアニメ黎明期の『鉄腕アトム』『サイボーグ009』『ゲゲゲの鬼太郎』などの脚本で、それまでジャリ番(子どもだまし)と言われていたTVアニメに深い人物描写と社会批評を盛り込んで大人の鑑賞にたえる作品にしていった偉人たちの一人です。わかってない人が多いので、念のため。
— 町山智浩 (@TomoMachi) 2022年11月27日
辻真先のツイート遡ってみたんだけど、『水星の魔女』『チェンソーマン』『羅小黒戦記』を観ていて、『メイド・イン・アビス』と『SPY×FAMILY』は原作まで読んでる。90歳にして最新作のインプット量半端ない。感服いたします。
— 緑色小巴 🌻☂️ (@hirotomilkyway) 2022年11月27日
インプットがなければアウトプットはない。といつも思っています。90歳にして最新作のインプット、頭が下がりますね。
— tkr (@tkr2000) 2022年11月27日
それでいてアウトプットもめちゃ早いと聞くので、本当に凄いと思います。
— 緑色小巴 🌻☂️ (@hirotomilkyway) 2022年11月27日
そして…
「知識が無いからこそ個性が生まれる」というのは、ありえないな。「知識が無い」状態がオリジナリティを生み出せるかと思っていたこともあるが、結局は生きていて触れてきたものがあるわけで、それの二番煎じになることが一番多いと思う。
— 藤田直哉@1月19日『ゲームが教える世界の論点』、『新海誠論』 (@naoya_fujita) 2022年12月28日
色々なものをたくさん見て知っていることで、「パターン」を認識できて、それを外すことができる。全体の地図があるからこそ、「やられていないこと」が分かる。複数の色々なものを知っているからこそ、これまでにない組み合わせを発案できる。そういうものだと思う。
— 藤田直哉@1月19日『ゲームが教える世界の論点』、『新海誠論』 (@naoya_fujita) 2022年12月28日
先行研究の調査をしないで、「新規性」のある論文が書けないのと同じ。先行研究が既にやり終わったところを浅く繰り返すだけになってしまうことが多いのと同じ。「知識が無い方が個性が出る」なら卒業論文で歴史的な作品がたくさん出ているはず。しかし、現にそうではないでしょう。
— 藤田直哉@1月19日『ゲームが教える世界の論点』、『新海誠論』 (@naoya_fujita) 2022年12月28日
職業柄、「優れた作り手」はどうしてそうなれたのかを探って、創作の方法論として参考にしようとする癖があるけども、「天才ではないか」と畏怖の念に駆られる作り手は、シンプルに触れている作品の量が圧倒的であることが多い。それはもう幼少期から。
— 藤田直哉@1月19日『ゲームが教える世界の論点』、『新海誠論』 (@naoya_fujita) 2022年12月28日
そして体力が凄い。結構なお歳なのに、ハードワークやりながら、新刊や新作映画を毎日次々と観て行ったりしている。だから「アップデート」も苦でなく行われて、時代時代に応じて作風も変えていくこともできる。体力と好奇心に駆動される「量」の結果って恐るべきものだなと感じる。
— 藤田直哉@1月19日『ゲームが教える世界の論点』、『新海誠論』 (@naoya_fujita) 2022年12月28日
あらゆる領域で、生まれや文化資本や努力や才能などの差が膨大になり追いつけないから、「一発逆転」「チート」を探るみたいな発想になってきていて、それはそれでうまくいくケースもあるのだと思うけど、やっぱり地道にコツコツ努力するのが一番効率の良い近道だと、思います。
— 藤田直哉@1月19日『ゲームが教える世界の論点』、『新海誠論』 (@naoya_fujita) 2022年12月28日
さらには…
宮台真司の立ち往生に思う - king-biscuit WORKS https://t.co/4TVxM8Kxkm
— king-biscuit (@kingbiscuitSIU) 2022年12月25日
全盛期tumbr(2010年代前半)では概ね「第三世代フェミニストの姉様」達が「小娘」層を従えてましたが、実は最初からではありませんでした。自らも小娘時代の経験者で、大半の判断基底が予想範囲内だったにも関わらず、それ以外の基底の増減、さらには幾つかの「符号反転」を見抜くのに…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年12月25日
しばらくの調整期間を要したのですね。この現場に立ち会って以来、私はそういう進み方をしない物事を一切信用出来なくなりました。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年12月25日
逆をいうと大体「老害と呼ばれる方々」は、ここでいう「基底の増減」と「符号反転」に関するアップデートを何処かの時点でやめてしまった印象が…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年12月25日
この「調整期間」中に起こった最大の衝突に特定の名前はないのだけど、私自身は、それが私屋カヲル「こどものじかん」の解釈違いから発生した事にあやかって「こじか戦争」とか呼んでました。時期的にいうと2011年頃…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年12月25日
ある種の線形制御? そんな感じで以下続報…