静かに広がる熟成日本酒の世界…
今回の投稿の発端は以下のTweet。
お客様が「自宅の床下貯蔵庫から古い大吟醸が出てきたが呑めるのか?」とお持ちになりました。
— 浦里酒造店【霧筑波/浦里】醸造元 (@kiritsukuba1877) 2023年2月13日
確認したところ本生の平成元醸造年度 全国新酒鑑評会 金賞酒で、33年ヴィンテージでした。
お客様の同意のもと品質チェックのために開栓したところ、素晴らしい熟成をしていました!!
(続く) pic.twitter.com/S4w8Op2KMb
酒はメイラード反応による琥珀色を呈しており、カラメル様の素晴らしい熟成香、水よりも滑らかな味わいでした。
— 浦里酒造店【霧筑波/浦里】醸造元 (@kiritsukuba1877) 2023年2月13日
30年越えなのでタンパク質が凝固した黒澱が浮遊していましたが、火落ち(アルコール耐性乳酸菌の繁殖)することなく非常に素晴らしい熟成をしており「感動」のひと言です。
(続く)
弊社の先先代の杜氏である南部杜氏 阿部耕一郎氏入魂の1本。
— 浦里酒造店【霧筑波/浦里】醸造元 (@kiritsukuba1877) 2023年2月13日
30年を経ても全く崩れることなく凛とした佇まいの大吟醸で、この酒の完成度を通して阿部杜氏の酒造りの全てが伝わって来ました。
現杜氏として身の引き締まる思いです。
(続く)
日本酒にも必ずヴィンテージの価値が認められる時代が来ます。
— 浦里酒造店【霧筑波/浦里】醸造元 (@kiritsukuba1877) 2023年2月13日
弊社では1985年より氷温での熟成を続けており、日が当たる時を今か今かと待っております。
これフランス料理界がフランス料理に合わせる為に熱心に研究してる熟成日本酒の一種に分類されるのでは?https://t.co/gcirq5ZyuN
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年2月14日
フランス料理には「ワインが魚介類の食材と合わない」という致命的なバグがあって、それを克服する為の試みの一つ。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年2月14日
近年の日本酒業界では瓶やタンク以外での貯蔵が試みられています。
— 浦里酒造店【霧筑波/浦里】醸造元 (@kiritsukuba1877) 2023年2月14日
貯蔵や熟成によって新たな価値が生まれているので非常に楽しみですね。
今なお進化してるんですね…すごい
— 🐰オペラSUN@10頭身の年男🐰 (@opera_revenge) 2023年2月14日
そんな感じで以下続報…