まだ色々と信じられない気持ちで一杯という…
今回の投稿の発端は以下のTweet。
坂本龍一については、その音楽への向き合い方について、尊敬するところがある。
— タクラミックス (@takuramix) 2023年4月7日
彼は結構好き嫌いが激しいようで、レゲエ音楽を好きになるのに2年かかったと話していたりする。
だが、「好きになるのに2年かける」という事でもある。好きになろうとして、理解を深めて、好きになれる瞬間を迎える…
…おっと、ここでは敢えて敬称略で書かせてもらう。高校生の時に、
— タクラミックス (@takuramix) 2023年4月7日
「文豪のような人物に対しては敬称などつける事こそ不敬というものだ」
と言われたのが心に残っているので、クリエイターとしての深い敬意をこめて、坂本龍一と書く。
…
…坂本が、中国音楽を好きではなかったと語る対談記事を何かで読んだ記憶がある。ラストエンペラーの音楽を引き受けた時、彼は中国音楽の大全集のようなものを全て聴いて、分析し、そうやって日本人初のアカデミー賞作曲賞に輝く楽曲を創り上げた。
— タクラミックス (@takuramix) 2023年4月7日
自分が分からないもの、嫌いなものにも向き合う…
…音楽に対する坂本のこの真摯な姿勢は貫かれて来た。ちょくちょく
— タクラミックス (@takuramix) 2023年4月7日
「あのジャンルの音楽は嫌い、分かんない。」
と、語りながら、数年後にはそれを取り入れるどころか、そこから、より深い部分にあったエッセンスを取り出し、取り入れて作品を創っていたりする。
天の才のみに頼る人ではなかった…
…その真摯さが、音楽以外の分野にも活かされたかといえば、それは甚だ疑問ではあるのだが、しかし、
— タクラミックス (@takuramix) 2023年4月7日
音楽に対しては、間違いなく、その真摯な姿勢は揺ぎ無く確かだったと言える。
ただ一つの分野に対してだけであったとしても、あれほどの真摯さで向き合うという事は、なかなか出来る事ではない。
…音楽家坂本龍一を、だから私は尊敬せざるを得ない。
— タクラミックス (@takuramix) 2023年4月7日
彼を批判する事も多かった私だが、彼の音楽に対する姿勢については深く敬愛している。
活動家の坂本さんではなく、
音楽家坂本龍一の在り方から、私は学びたい。
音楽に罪はない https://t.co/oIS31JaHrk
— 妙興寺るーしー (@Lucy_Myokoji) 2023年4月7日
スレッド読ませていただき、坂本龍一って音楽ととことん向き合うという才能がずば抜けた人だったのだな…と思った。彼の全盛期とか知らんので、最近の言論の悪いイメージしかないけど、やっぱり才能はものすごい人だったんだな、と。 https://t.co/s2OauRTyfQ
— みつきよ (@kiyo_chan0822) 2023年4月7日
この話、何がわからなくて、2年かけて聴きまくってなにがわかったかが結構面白くて、2コード程度で各パートも単純な演奏しかしていないのにどこがおもしろいのやらってところでわからず、各パートの抜き差しで図と地のようなリズムの模様が発生するところに突如分かるまで2年程度ずっと聴き続けたと。 https://t.co/INXTivNLoT
— ドミニク・ハミ肉 (@610zhizhi1) 2023年4月7日
>レゲエ音楽を好きになるのに2年かかった
— Ryo (@cityhammer100) 2023年4月7日
そうなんですね。
そして彼の実質的デビュー作「千のナイフ」にも、しっかりレゲエの影響が認められるという…
ここに乱入。
でも生涯「演歌」は嫌いだった様な…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年4月7日
細野晴臣はベースの講習に際して「きよしの(あるいは小林旭の)ズンドコ節」を例外に挙げる様な人なので坂本龍一が演歌を嫌っていた流儀では演歌を考えていなかった模様。一方、YMO時代坂本龍一は細野晴臣や高橋幸宏と「パンク論争」を繰り広げており…https://t.co/OgO4GuBqrF
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年4月8日
この時の坂本龍一が示した「トーキングヘッズは許すが、ウルトラヴォックス(初期)は許せない」なる線引きは未だ余人には計り知れない(というか細野晴臣や高橋幸宏クラスでもわからない)レベル…https://t.co/tNsxP7rWKv
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年4月8日
ちなみに日本の演歌には60年代日本で流行したフランス歌謡の影響を色濃く受けており、細野晴臣がその部分だけ線型分解して抽出したのが「中国女」のベースラインと言われてます。ごめんなさい、私には「演歌からこれを線形分解によって抽出する演算」自体が…https://t.co/n2WGJyoo2P
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年4月8日
x例外○例題。パンク論争自体も実は「脊髄反射的に嫌ってたパンク音楽について細野晴臣も高羽幸弘も拒絶感を持たない事から研究し、トーキングヘッズは受容した」という話だったのかも。いずれにせよそうして出来上がったのが「体操」との事。今度はどんな演算を使ったの?https://t.co/tEWKaNfpBQ
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年4月8日
何かもう全体像を俯瞰すると「理想論が先行するあまり最後は脊髄反射的に嫌ってるものばかりだった。後にニンジン嫌いとブロッコリー嫌いは克服したが、ピーマンは生涯駄目だった(「演歌は日本人の音楽センスを腐らせる」的持論を生涯崩さなかった)」みたいな低レベルの話としか…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年4月8日
「反原発」への一里塚感が…!
— 雲(?) (@kntk036) 2023年4月8日
朧げな記憶では坂本龍一「トーキング・ヘッズの反復には美学がある」的な事を言ってた様な。で、坂本龍一自身はその「美学」を政治的動機に結びつけてしまった?なんか背後に「音楽を通じて世界を変える(そうしようと試みないものは音楽ではない)」みたいなイデオロギーが…https://t.co/cfVRQQDbNJ
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2023年4月8日
そんな感じで以下続報…