とりあえずメモがてら。
今回の投稿の発端は以下のポスト。
ヴィンサガアニメ2期6話で、蛇が「イェリングからこの農場まで王の軍隊が到着するのにどれくらいかかると思ってるんだ」的なこと言ってたけど、あれってノルド人の略奪集団つまりヴァイキングの強さと没落の理由の一端を表してるのが興味深い
— こなたま(CV:渡辺久美子) (@MyoyoShinnyo) 2023年3月24日
一般的にヴァイキングとは尚武の気風とヴァルハラに代表されるようなウォーモンガーな文化を持ち、事実ヨーロッパの各地を侵略していたので「強い」というイメージを持たれているが、真実はそこまで一騎当千の戦闘民族ではなかった
— こなたま(CV:渡辺久美子) (@MyoyoShinnyo) 2023年3月24日
ヴァイキングの脅威が収まるのはだいたい12世紀頃だが、これはヨーロッパにおける封建制の完成・人口および農業生産の増加とほぼ一致している。要するに、ヨーロッパ諸国がヴァイキングの襲撃を撃退できるだけの軍事力を整えるようになったのだ
— こなたま(CV:渡辺久美子) (@MyoyoShinnyo) 2023年3月24日
「イェリング(首都、ないし軍事力の駐屯地)からここまで何日かかると思ってんだ」。封建制度の完成した中世国家では、各地の所領に常に武装した騎士が住まい、周辺には血縁関係にある同盟者が隣接する。小規模の略奪者には手に負えないレベルだった。
— こなたま(CV:渡辺久美子) (@MyoyoShinnyo) 2023年3月24日
では結局ヴァイキングは何が凄かったのか。まず第一に、船の建造技術と航海術である。喫水が浅く搭載量も多くスピードが出て遠洋航海までできるロングシップは当時としてはとんでもない「戦略兵器」で、海洋沿岸どころか川を遡って内陸部まで侵攻を可能とした
— こなたま(CV:渡辺久美子) (@MyoyoShinnyo) 2023年3月24日
この当時としては「海のモンゴル騎馬軍団」並みの機動力を生かし、ヴァイキングは常に自分達より弱い集落を襲った。ヨーロッパ人が封建制度と人口増加で強力な国家を造り「個別に撃破されない防衛力」を築き始めると、ヴァイキングの略奪行は下火となり、やがてヨーロッパ人と同化していったのである
— こなたま(CV:渡辺久美子) (@MyoyoShinnyo) 2023年3月24日
そんな感じで以下続報…