諸概念の迷宮(Things got frantic)

歴史とは何か。それは「専有(occupation)=自由(liberty)」と「消費(demand)=生産(Supply)」と「実証主義(positivism)=権威主義(Authoritarianism)」「敵友主義=適応主義(Snobbism)」を巡る虚々実々の駆け引きの積み重ねではなかったか。その部分だけ抽出して並べると、一体どんな歴史観が浮かび上がってくるのか。はてさて全体像はどうなるやら。

【先人発見】石川雅之「惑わない星(2015年〜)」 の先見性について。

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少しだけ知識が追いついてやっと、この作品の歴史的意義が見えてきた次第…どうしてKindle版が存在しないの?

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今は連載再開しています。体にはくれぐれも注意してください。我々ならちゃんと待てますから…

モーニング2019年11月14日号「惑わない惑星」

1本の定規がある。1本直線を引き、さらに直線をつないでいく。何日かかるかはいいとして、やがてその直線は地球を1周する。直線をつないだのになぜ丸い地球を1周したのか。答えは簡単、地球は丸いが大きからだ。

地球を本当の円と仮定して(ホントの地球は楕円形)この直線をつなぎ地球を一周した線は「完全な円」かというと当然違う。1mの定規を用いたなら、この円モドキは約400万の辺を持つ多角形だ(地球の円周は約4万m)。しかしこの円形ぽくなっちゃってるって感じをこの後の話の間も記憶しておいて欲しい。

ちなみに(コンパスを使うと簡単に描ける事から誤解されているが)人間の理解では完全な円、完全な球を表現する事は出来ない。円周率の正確な計算が出来ないのは、上で言った多くの辺を持つ円に近い多角形を円の近似としているからだ。

  • 幾何学の世界では完全な球は何だか妙な事になる。「完全な球が平面に接した時、点で接するので接する面積は0」。接してるのに接してない?

  • 物理学でも小ささの限界以下のものを用いて完全な球体を完成させる事が出来ない。「長さの最小単位「プランク長」以下の物質は物理的意味を持たない」。完全な球体そのものが物理法則の外?

平面上の2点の最短距離は直線だが、これを地球上の2点とした場合、別の直進する最短ルートが現れる(地球半径のより小さい側を通る方が最短に)。それを再び平面状で表した時、これもまた実際には直進しているのに曲がっているという似た現象が起こる。

そう「完全円」すなわち「円そのものCercle itself)」は「我々の認識可能範囲外を跳梁する絶対他者」なのです。だから、ここでいう「円モドキ十分な精度が出せる辺数に分割した多辺形)」で近似するしかないのですが、このサイトでは有史時代以前まで遡る古代シュメール文明紀元前3500年前後〜紀元前2350年)には既に確立していた伝統に従って「60進法」を採用しています。

統計言語Rによるプログラミング例

c0<-seq(0,2*pi,length=60)
cx<-cos(c0)
cy<-sin(c0)
plot(cx,cy,type="l",asp=1,main="En Modoki(60 Polysides)",xlab="cos(θ)",ylab="sin(θ)")

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ね、割とそれなりに円に見えるでしょう? さらにこの概念を球面に拡大すると…

統計言語Rによるプログラミング例①まず円筒を描く。

library(rgl)
#XY軸は60進法で60周
c0<-seq(0,60*pi,length=3600)
cx<-cos(c0)
cy<-sin(c0)
#Z軸は2πで30周
cz<-seq(-1,1,length=3600)
plot3d(cx,cy,cz,type="l",xlim=c(-1,1),ylim=c(-1,1),zlim=c(-1,1),main="Standard Cylinder",xlab="x",ylab="y",zlab="z")
movie3d(spin3d(axis=c(0,0,1),rpm=5),duration=10,fps=25,movie="~/Desktop/SC0001") 

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統計言語Rによるプログラミング例①ピタゴラスの定理を用いてZ軸に曲率1を付与。

library(rgl)
#XY軸は60進法で60周
c0<-seq(0,60*pi,length=3600)
cx_c<-cos(c0)
cy_c<-sin(c0)
#Z軸は60進法で60周。ここまでは標準円筒と同じ。
cz<-seq(-1,1,length=3600)
#単位円の場合のピタゴラスの定理x^2+y^2=1を関数形に変型したy=sqrt(1-x^2)を用いてxy軸に「曲率1」を付加する。
f1<-function(x){sqrt(1-x^2)}
c1<-f1(cz)
cx_s<-cx_c*c1
cy_s<-cy_c*c1
#2πで30周
plot3d(cx_s,cy_s,cz,type="l",xlim=c(-1,1),ylim=c(-1,1),zlim=c(-1,1),,main="Standard Sphere surface",xlab="x",ylab="y",zlab="z")
movie3d(spin3d(axis=c(0,0,1),rpm=5),duration=10,fps=25,movie="~/Desktop/SS0001")

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ここではピタゴラスの定理Pythagorean theoremx^2+y^2=z^2(半径1の単位円では1)を変型して「標準円柱のZ軸に曲率を付与する」関数y=sqrt(z^2(半径1の単位円では1)-1)として利用してる点が重要。しかもZ軸の座標群そのものではなく、それぞれに対応するXY軸の座標に対応曲率を適用している辺りが重要。

  • ピタゴラスの定理とは要するに「特定の座標が測量原点Survey Originから特定の距離内に収まっているか」の判別式である。
    *だからこそ以下に述べる様に「モンテカルロ法による円周率の近似」が成立する。
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  • すなわち直交する座標にとって曲率とは「対応座表に応じて割振られる中心からの距離の比率」に他ならない。
    *実は子ここまでのプログラムで使ってきた様にX軸に0度時1,90度時0,180度時-1のCos波を割り振り、Y軸に0度時0,90度時1,180度時0のSin波を割り振っても円が現れるには同じ原理による。

     f:id:ochimusha01:20191029133633g:plain

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ちなみに60進法は「60秒:60分:24時間:およそ360日」なる時間帯位にも対応しますが、平静時の心臓の鼓動周期に対応する「60拍/秒」は、音楽分野では若干スローモーションが掛かった様な遅さを感じます。

まぁ「ちょっとはガクガクしてるかな?」くらいの分割数の方が違和感感知には丁度良いのです。ちなみにシュメール文明にはさらに1秒を60分割する単位が存在した様ですが、これは完全に人間的直感にのみ従った普通のアプローチでは到達不可能なスーパー=フルアニメーションの世界(参考までにこのサイトでこれまで投稿してきたアニメーションは16/秒〜32秒程度で、後者は随分ヌメッとした感じになる)…我々が生きてる「生々しい世界」は思うより狭いのですね。

そんな感じで以下続報…