諸概念の迷宮(Things got frantic)

歴史とは何か。それは「専有(occupation)=自由(liberty)」と「消費(demand)=生産(Supply)」と「実証主義(positivism)=権威主義(Authoritarianism)」「敵友主義=適応主義(Snobbism)」を巡る虚々実々の駆け引きの積み重ねではなかったか。その部分だけ抽出して並べると、一体どんな歴史観が浮かび上がってくるのか。はてさて全体像はどうなるやら。

【監視社会】確実に向こうから近づいてくる未来について。

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実験中は複数の関係者がロボットを囲むように移動していたが、「巡回警備中デス」と音声を発しながら巨大メカが自走する光景はまさにSF。めっちゃ『サイコパス』に出てきそうである。ていうか、確かこういうのいたよな。

朝日新聞によると、「ペルセウスボット」は自身のAI監視カメラと構内の定点カメラを連係させ、不審な動きをする人物や置き去りにされた荷物などを検知すると、駅員のスマホに通知するそうだ。非常にハイテクだが、あくまで駅員や警備員のサポート役ということだろうか。

しかし、いずれはさらなる進化を遂げ、危険な犯罪者と判断した時点でリーサルモードへと移行。「対象ヲ排除シマス」とか言いながら内部に搭載されたレーザーで躊躇なく目標を駆逐する……など『サイコパス』な妄想がはかどってしまう。

文章を読む限り、現実世界のそれはまず士郎正宗攻殻機動隊1989年)」に登場した「(浮浪者の居住や泥酔者の奇行などを検知するビル・メンテナンス・システムの一端末」としてリリースされる展開に。そして話は次第に「見せる警備」の領域にまで踏み込んでいく展開を迎える?

ロボット概念の起源は産業革命開始に伴うデフレ信仰の始まりまで遡る訳ですが、こと治安の分野ではまた特別なニュアンスを含む様なんです。

考えてみればこういう問題は産業革命前夜、すなわち欧州において再版農奴制や大西洋三角貿易といった農本主義的資本主義が急激に発達して富の偏在が明確化した時期には既に明らかになっていたとも?

まさにこういうジレンマに警鐘を鳴らしたのがP.K.ディック「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?Do Androids Dream of Electric Sheep?、1968年)」だった訳で、一周して出発地点に戻ってきた感がある?