星野之宣の SF漫画短編集「2001夜物語(1984年~1986年)」収録の「豊饒の海」を、思い出しました。
以前悲しいメールをもらったことがある。オクスフォード大に通っていた息子さんが交通事故で亡くなったお母さんからのメールだった。彼を死なせてしまった悲しみから逃れようと、タイムマシンを研究している物理学者を彼女は本気で探していた。
— Masahiro Hotta (@hottaqu) 2021年8月28日
自分の量子エネルギーテレポーテーションの研究を見つけたそのお母さんは、きっとタイムマシンに関係あるだろうと期待して、自分にもメールを送ってくれたのだった。その悲しみのメールを読んでとても心が痛んだが、タイムマシンを自分は作れないことだけを、彼女に伝えることしかできなかった。
— Masahiro Hotta (@hottaqu) 2021年8月28日
でも量子重力理論において、量子情報はきっと厳密に保存する。彼が生きた証も宇宙のどこかに記録され続けている。今後の研究が明かす新しい時空の理解や物理学の世界観において、何か人々の心を癒すものも出てくるかもしれない。それが例えタイムマシンでなくても、魂の救いとなる何かを。
— Masahiro Hotta (@hottaqu) 2021年8月28日
物理学は大きな世界観を売る科学分野。自分が量子情報物理学の預言者として「世界は、量子情報からできている」というバズワードを繰り返しつぶやくのも、誰かを亡くした人々の意識にそれが届いて、『我々は何者か』という疑問に対しての、彼らの思考を助けられればと、願っているからでもあります。
— Masahiro Hotta (@hottaqu) 2021年8月28日
— Masahiro Hotta (@hottaqu) 2021年8月28日
この話とも繋がります。
情報が無の中に存在する世界というのは自分にはまだ全くイメージできないが、同様に無から空間が生じることだって、原初に宇宙を創るエネルギーのみが存在する世界だって想像できないわけで、何もないところに情報がある世界だって慣れ次第で受け入れられるのかもしれない。
— 広江 克彦 (@eman1972) 2021年8月28日
情報のみから成る世界とは言っても、その上位の概念として何らかの「物理法則」があって、それが情報という概念を成立させているのだろう。無の中にある物理法則とは何か。
— 広江 克彦 (@eman1972) 2021年8月28日
何とか数年がかりで「(認識された相応の数理的対象の集合のみに立脚して世界観を構築する、ただしポパーの反証可能性理論による全面再構築の危機には常に晒され続ける)数理三昧の世界」までは辿り着きましたが、その先はとてもとても…