とりあえずメモがてら。
私のこれまでの投稿内容を俯瞰するに、どうやら近代国家は「清教徒革命時代(狭義1642年~1649年、広義1639年主教戦争~1660年王政復古)」を経た英国における「(暴力を国家が独占する事によって法遂行権を樹立する)法実証主義(英:Legal Positivism, 独:Rechtspositivismus)」の確立を出発点とする事になるらしいのです。歴史のこの時点でとりあえず克服されたのは(それぞれが自分に都合の良い独自の自然法などを法源とし独自の暴力に拠ってそれを遂行する)中世的地方自治意識だったのです。
①フランス絶対王政も惜しい所までは行きましたが王侯貴族貴族ら既存特権階級と(産業ブルジョワ階層や浮浪小作人といった)新興階層の調停に失敗してフランス革命(1789年~1795年)とナポレオン戦争(1799年~1815年)
今回の投稿の発端は以下のポスト。
独立を経た米国、仏革命を経たフランス、ナチ崩壊を経たドイツのように、前にあったものをいったんご破算にした社会の「自由主義」と、そうでなく過去を明確に引きずった社会の「自由主義」とはかなり文脈が違う。
— Shin Hori (@ShinHori1) 2021年6月20日
後者の場合、旧来の悪弊や差別や偏見を「自由」の名で変革から守る言説が生まれる
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— Shin Hori (@ShinHori1) 2021年6月20日
憲法や政治思想を語る人にもニュアンスの違いがあり、まず個人の尊厳という根源的価値までブレイクダウンしてから「個人の尊厳のための自由」と考える人もいれば、そういう根源的価値を明示するのを避けて「何が根源的価値かは決められないからこそ、自由を尊重すべき」と考えるかの差がある。
後者以外、いずれも前後で国旗が変わるんですよね。
— TOM@あん摩屋 (@tommst) 2021年6月20日
>後者の場合、旧来の悪弊や差別や偏見を「自由」の名で変革から守る言説が生まれる
— アプロ (@rUyaCVtIiRxgC9M) 2021年6月20日
おっと!
タイ王国やスウェーデン王国の悪口はそこまでだ(#`皿´) https://t.co/8oFDnumFyC
こういう人たちって本当に「世界に類を見ない特殊な国・ニッポン」が大好きなんだろうな。
— アプロ (@rUyaCVtIiRxgC9M) 2021年6月20日
彼らが蛇蝎のごとく嫌うネトウヨの鏡合わせというか。 pic.twitter.com/uPt6g4TvmE
タイとか、近代化の過程でめちゃくちゃ王室を神格化しまくり、チャクリー改革で「国民、王室、仏教」をチャート・タイ(タイ的価値)の柱に据えたわけだが。
— アプロ (@rUyaCVtIiRxgC9M) 2021年6月20日
まあ、この手の人たちが日本とタイを比較する言説はあまり見ない。
ふしぎだね
なお、タイ王国は外来王朝なので、日本でいえば尊皇思想とか大和魂的なナショナリズムを確立する過程でめちゃくちゃ苦労している。
— アプロ (@rUyaCVtIiRxgC9M) 2021年6月20日
チャクリー改革を引き継いだラーマ6世とか、意識的にタイの先住民(つまり、本来のタイ人)文化と王室の一体化を図っていて面白い。
> 過去を明確に引きずった社会の「自由主義」
— Sz73 (@Sz73B) 2021年6月21日
実際、タイ王国の近現代史見てると、五・一五事件や二・二六事件が際限なく続く世界に見えるし、おまけにその度に国民も甚大な被害を受けてて、シャレにならないんだよな。
戦後史においても西アジア世界はまずオイルショック、次に原理主義に基づくテロリズムで世界政治に甚大な影響を与えたわけだが、南米やアフリカ大陸からそれと同レベルの破壊力を持った運動が今後起こらない保証など何もないわけで、北アメリカとユーラシアだけ見てても多分間違えるだろう。
— Sz73 (@Sz73B) 2020年7月28日
南米からなんか出てくるには米帝が地域大国としても衰退しないとダメなんで無理なのでは…
— ロリシカ共和国 (@totoro_rule) 2020年7月28日
まあ何回も南米に対してはCIAが手を出して潰してますからね。カストロも潰す手はずまでは準備万端整えてたし。しかし、アメリカも何かガタガタになってきたし、アメリカが潰れることはなくても、所詮裏庭扱いの南米などに手が回らなくなる事態は今後十分あり得るのでは。
— Sz73 (@Sz73B) 2020年7月28日
現在の南米を実質的に作り上げた英雄シモン・ボリーバル曰く、
— Sz73 (@Sz73B) 2021年2月7日
「我らは我らの中世を生きている。放っといていただきたい」
蓋し名言。
南米はイメージ的には現代の中世世界なので、何が起こっても不思議に思えないな。
— Sz73 (@Sz73B) 2020年10月13日
まあしかしヨーロッパの中世や近世をみていると、あるいは6-70年代の南米でもそうかもしれないし、革命後のいくつかの社会主義国もそうだったかもしれないが、暴力が社会を覆う場合がある。中世から近世社会における知識人、だいたいは法学者だが、その立場はひどく両義的だ。
— ねずみ王様 (@yeuxqui) 2020年5月15日
多分、社会もある段階を踏まないと近代に到達できないのだろう。古代を克服しないと中世にいけず、中世を克服しないと近代にいけない。古代は理性と呪術が一体となっていて、中世は暴徒が暴れる時代だ。アフリカは古代を生きていて、南米やイスラム世界は今も中世なのではないか。
— Sz73 (@Sz73B) 2015年10月8日
ということで南米は未だに中世ですw
— ジャッパの星 (@loira294) 2020年7月27日
そんな感じで以下続報…