諸概念の迷宮(Things got frantic)

歴史とは何か。それは「専有(occupation)=自由(liberty)」と「消費(demand)=生産(Supply)」と「実証主義(positivism)=権威主義(Authoritarianism)」「敵友主義=適応主義(Snobbism)」を巡る虚々実々の駆け引きの積み重ねではなかったか。その部分だけ抽出して並べると、一体どんな歴史観が浮かび上がってくるのか。はてさて全体像はどうなるやら。

【2020年代的風景】ブルーとオレンジ

とりあえずメモがてら。

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今回の投稿の発端は以下のポスト。

実は、映画における色使いの違いが生まれた理由には、撮影方法が深く関わっています。1990年頃まで映画の撮影方法として主流だったのは、銀塩式フィルムを用いるフィルム撮影ですが、デジタルビデオを撮影に用いて磁気テープやハードディスクに保存するデジタル撮影が1990年代に登場。2002年に公開された「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」では初めて全編がデジタル撮影され、2014年にパラマウントがフィルムでの映画配給を停止して完全デジタル配給へ移行するなど、2015年現在ではほとんどの映画がデジタル撮影で撮られています。

フィルムからデジタル撮影へ移行したことで影響を受けたのが、色味やトーンを整えて作品の世界観を作り上げていくカラー・グレーディングという作業です。デジタルへの移行により、ソフトウェアを使ってさまざまなシーンに「単色のカラースキーム」を適用させることが簡単にできるようになったとのこと。

単色のカラースキームの中でも多く使われることになったのがオレンジ。1本の映画で最も多く登場するのは俳優や女優といった人間、ということは肌の色が最も多く映画に登場する色になります。肌は淡い肌色のペールピーチや焦げ茶といった色が多く、こういった色はオレンジを構成する色に含まれているため、単色のカラースキームでオレンジが選ばれるようになったそうです。

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色相環で見るとオレンジとブルーは正反対の位置に存在し、2つは「補色」の関係にあります。補色による配色はコントラストが最も強く出る組み合わせなので、オレンジとブルーを1つのシーンで使うとパキッとしたコントラストを表現できるということです。つまり、俳優や女優の肌の色をオレンジ系でカラーグレーディングし、その周囲にある空や光をブルー系にすれば、目を引く鮮やかな配色を実現できるというわけです。

ただしPriceonomicsは「デジタル撮影がオレンジとブルーの使用を促進させたというのは1つの理論に過ぎないが、オレンジとブルーが多用されているのは事実である」とも述べていて、デジタルへの移行だけがオレンジとブルーの多用を広めた唯一の理由というわけではなさそうです。

オレンジとブルーの使用は1990年以降に生まれたカラーグレーディングのトレンドという感じなので、今後に新しい色使いが流行する可能性もあります。映画を見るときにストーリーやキャストだけではなく、色使いにも目を向けると案外楽しそうです。

宮崎駿が演出した『未来少年コナン』で初の美術監督をつとめ、その後も高畑勲宮崎駿の作品の多くに美術監督や背景として参加している。

ボリューム感のある雲の描き方に独特のスタイルがあり、「二三雲」と呼ばれている。

そんな感じで以下続報。