諸概念の迷宮(Things got frantic)

歴史とは何か。それは「専有(occupation)=自由(liberty)」と「消費(demand)=生産(Supply)」と「実証主義(positivism)=権威主義(Authoritarianism)」「敵友主義=適応主義(Snobbism)」を巡る虚々実々の駆け引きの積み重ねではなかったか。その部分だけ抽出して並べると、一体どんな歴史観が浮かび上がってくるのか。はてさて全体像はどうなるやら。

【2020年代的風景】改めて「女子は可愛いものと猟奇が好き」なる認識について。

f:id:ochimusha01:20240102175547j:image

世界に選ばれたのは荒川弘鋼の錬金術師(2001年〜2010年)」や九井諒子ダンジョン飯2014年〜)」や吾峠呼世晴鬼滅の刃2016年1〜2020年)」だったという話。

一般に「女性作家の特徴」というと…

 f:id:ochimusha01:20200521163634p:plain

ここで思い出すのが、国際SNS上の関心空間が全盛期だった2010年代前半、そこに屯っていた匿名女性アカウントの間で流行した、とある「遊び」…

ルールは簡単。テッド・チャン(Ted Chiang、姜峯楠)「あなたの人生の物語(Story of Your Life,1999年, ネビュラ賞中編小説部門/シオドア・スタージョン記念賞受賞)」を、あえて「母親」=武内直子美少女戦士セーラームーン(原作1992年〜1997年)」のヒロインたる月野うさぎ(Serena Tsukino/Princess Serena)、「」=「未来からきた幼女ちびうさ(Rini/Sailor Mini Moon)と重ねて読むという内容。

発表時期が同じ1990年代で「父性の不在」といった価値観の共有が見られ思うよりしっくり馴染むのですが、その結果得られる読後感たるや「一行読み進めるにつれ全身の穴という穴から血肉を壮絶な勢いで噴出し続け、最後の有名な一行に完全なる空虚状態で到達する」といった壮絶なもの。やだなぁもう、これじゃ娘の夭折を契機に創作活動を開始したニューオリンズ出身のアン・ライスの残酷譚なんて軽く超越して、クライヴ・バーカー(Clive Barker)「ヘル・レイザー(Hellraiser、原作「The Hellbound Heart」1986年, 映像化1987年年〜2000年代)シリーズ」の世界観じゃないですか。ある意味「(人間を人間たらしめている要素を超越した)欲望の極限肥大化結果」を探るシミュレーションの一環…

f:id:ochimusha01:20200521223145p:plain

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督映画「メッセージArrival, 2016年)」が、明らかに甘かったのがこの部分。というか、おそらくその箇所が丸々(尊敬して止まないアンドレイ・タルコフスキー監督の映画「ストーカー (Сталкер, 1979年)」における「案内人の娘」描写に差し替えられているというのが私の見解。そういう事をするから、どうしてもこの監督が好きになれない…

ところで話を国際SNS上の関心空間の全盛期(2010年代前半)に戻すと、そこに屯っていた匿名女性アカウント群の間には「女子は可愛いものと同じくらい猟奇が好き」なる標語が存在開いていました。

f:id:ochimusha01:20200522093550p:plain

まぁ、要するに楳図かずおの「少女向け怪奇漫画」の衣鉢を継いだ伊藤潤二漫画の国際的人気の背景にある感情ですね。

そんな感じで以下続報…