案外売春問題の極限はウィリアム・ギブスン「クローム襲撃(Burning Chrome,1981年)」において既に語り尽くされている感があります。「それはしばしば供給側の要請と需要側の要請の一致により、しばしば合法スレスレの地点まで到達するが、常に最後の一線を踏み越えるに足る決定的な何かを欠いている」…
ウィリアム・ギブスン、浅倉久志訳 『辺境』
オルガは、どこをどうしてか、この成り行きを見通していたにちがいない。そこまで見抜いていたにちがいない。オルガはあそこへの道を、自分がいた場所への道を、われわれに知らせまいとした。もしわれわれがそれを見つけたら、行かずにはいられなくなるのを知っていたんだ。
...そして、聖オルガは壁からおれたちにほほえみを向けている。ひきちぎられ、テープでつぎを当てられて、夜の壁の上に貼られたそれ、一枚の宣伝写真からの無数の複製が。きみは聖オルガを感じ、聖オルガの白い微笑を感じることができる。永遠に。
ちなみに「タリー・アイシャムの青」とは「ARアイドル」タリー・アイシャムのツァイス・イコン製の義眼の色。
セックスワークは仕事、提供されるのはあくまでサービス、人格や尊厳、人間そのものは買えないと客への啓蒙のつもりで言ってきたが客はそれを永遠に理解しないし実際のところ仕事の体を成してない現代の奴隷制度が性風俗。温存させることで得をするのは誰なのかよく考えよう。
— f the minion🌹 (@francesco3) 2021年9月4日
提供するものがサービスなら「完全素人」とか「全員3ヶ月で卒業」(そういう店がある看板に書いてある)とか若さや素人っぽさを売りするなんてありえないわけで既存の風俗のシステムそのものが人身売買なのは隠しようもない事実。人身売買は根絶の方向で考えるのが筋。
— f the minion🌹 (@francesco3) 2021年9月4日
やっていることは人身売買、奴隷労働で年を取ったら稼げなくなり何の補償もなく放り出されるのが現状なのにいくら「sex work is work」とお題目を唱えたところで性風俗従事者は救われない。
— f the minion🌹 (@francesco3) 2021年9月4日
今従事している人が安心安全に働ける環境作りは絶対に必要だけどわたしはそもそも性暴力を受けたことによる自傷行為や貧困に陥った際の選択肢として性風俗がない世界で生まれたかった。それを自らの選択だと思い込まされる可能性のない世界で生きたかったよ。
— f the minion🌹 (@francesco3) 2021年9月4日
性風俗は性差別と貧困を土台として成り立ってる産業でしょ。売買春はなくならないっていうけど性差別と貧困がなくなれば、あるいは社会福祉制度が充実していればなくすことができるでしょうよ…。従事者の安全と権利を守ると共にそちらにも力を入れようよ。
— f the minion🌹 (@francesco3) 2021年9月4日
性風俗は性差別と貧困を土台として成り立ってる産業なのでフェミニストがこれを擁護するのは矛盾している。しかし今現在従事している者がいるのは事実なので彼らが安全と権利を確保できるように努めつつ最終的には根絶を目指すのが筋だと思う。
— f the minion🌹 (@francesco3) 2021年9月4日
貧困が原因じゃなく、贅沢したいとかホストに貢ぎたいの方が圧倒的に多いと思う。貧困なのは ア タ マ !
— okapi (@OElwLDyW1tHGhvq) 2021年9月4日
とりあえず、メモがてら…