そもそもWebという言葉を最初に用いたのは19世紀米国詩人ホイットマンで、その時の対象は(最初は鉄道網に併設され、後には海底ケーブル敷設によって大陸間を結ぶ様になった)電信網が世界中を覆い尽くそうとしている有様でした。
要するに「(キャラコや砂糖の様な)世界商品生産手段の工業化」「世界を覆い尽くす物流網の蒸気機関化」に続いた産業革命第三弾で国際的金融市場が形成され始めます。
それは世界をどう変えてきたのでしょう?
最近ウクライナの奮闘を支える「神話」が話題になってますが、この辺り「社会学の本懐」とも絡んでくる話なんですね。有体に言うとソレル「暴力論(1908年初版)」の前後譚…https://t.co/sdWQqEZ9w3
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年2月28日
それにつけても戦前のマルクス主義研究がこの域まで到達していたとは(マルクス主義そのものの妥当性は抜きにしても)本当に驚き。まさかパレートにまで言及があるとは…https://t.co/Lts7p2VHzl
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年2月28日
ここでは「戦前最大のマルクス主義理論家」戸坂潤大先生が「社会学元勲の方々の理論」相手に無双する訳ですが、それが可能だったのはこの方が元物理学者で、弁証法をベクトル(基底の一次結合)としてイメージ出来たからの模様。https://t.co/bqNCo7nndQ
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年3月1日
ここまで「火縄銃VS自動小銃」みたいな一方的殲滅戦を展開し、かつそれがそれなりに現代にも通じそうな感じがする理由が他に思い当たらないんですね。
そして欧州で2月/3月革命(1948年~1949年)を契機に「国王と教会の絶対権威性」と、それへの抵抗者としての小ロマン派が対消滅を起こした様に、米国で「1950年代的家父長制」とそれへの抵抗者としてのヒッピー文化が対消滅を起こした後に残ったのは…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年3月1日
「Napstar創業者」ショーン・パーカーが着手し「tumbr創業者」デビッド・カープがより純粋度の高い形で実証した「インターネット関心空間説」だったのです。ただしこの理論にはマネタイズ面に問題があり、2020年代初頭現在、退潮傾向に…https://t.co/kxxPu1a6Zr
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年3月1日
その一方で(既に終焉したヒッピー運動の残党とでもいうべき)現在の社会学の本丸は「脇道にそれて」それ以上の存続の危機に立たされる展開に。https://t.co/3yOrI3dbL1
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年3月1日
そういえば人間関係空間論に立脚するFacebookは各アカウントに詳細なプロフィールを入力させた上でその足取りを追っていましたが、最新のネットドラマや通販サイトのマーケティングでは関心空間論に基づいて「各アカウントの購入履歴そのもの」を分析する事で同等以上の効果を上げる様になりました。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年3月1日
おそらく21世紀の社会学は、かかるパラダイムシフトを受容した形での再出発を迫られているのです。そんな感じで以下続報…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年3月1日
この考え方なら2010年代に必死で取り組んできた課題が2020年代以降の分析にも活かせそうです。そんな感じで以下続報…