諸概念の迷宮(Things got frantic)

歴史とは何か。それは「専有(occupation)=自由(liberty)」と「消費(demand)=生産(Supply)」と「実証主義(positivism)=権威主義(Authoritarianism)」「敵友主義=適応主義(Snobbism)」を巡る虚々実々の駆け引きの積み重ねではなかったか。その部分だけ抽出して並べると、一体どんな歴史観が浮かび上がってくるのか。はてさて全体像はどうなるやら。

2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

それじゃ駄目なんだぁ?

http://hustler4life.tumblr.com/post/143784924363/9歳息子が金色の折り紙1パックに1枚しか入ってないが大好きなので金色の折り紙だけ30枚入ってる hustler4life.tumblr.com 思うより深い話な気がするよ。 ちなみにちゃんと元投稿も参照するのがTumblrアカ…

イスラム過激派の原風景

最近国際社会を脅かしてるイスラム過激派テロの背後には以下の歴史的悲劇が透けて見える。 イスラム発祥の地なのにペルシャ系諸族やテュルク系諸族に繁栄を乗っ取られたアラビア半島内陸部族の怨念…最近石油利権の一端にありついて復活を遂げたが、実はそれ…

フランスのプロテスタンティズムと資本主義の精神

フランスのプロテスタンティズムとは要するにユグノー(Huguenot)の事である。 檄文事件(1534年)で追放されたカルヴァンがジュネーブで神権政治(1541年~1564年)を履行して以降主流派となった。そしてマックス・ウェーバー「プロテスタンティズムの倫理…

お金が回ると経済も回る。

最近Tumblr上で見かけた回覧投稿より。

「北伊、中伊とは何であったのか?」

www.amazon.co.jp 私の投稿、概ねイタリア史関連については塩野七生「ルネサンスとは何であったのか(2001年)」と論拠が重なるのだけれど、この本のAmazonコメント欄に酷評が多くて笑った。「オランダやヴェネツァの繁栄についても、もっとしっかり書くべき…

「最終戦争不可避」史観の残滓

カール・シュミットの敵友理論は以下の様な応用も効くのか… カールシュミットは、マキャベリの系譜を引いています。 マキャベリと言っても、彼が主張したのは、目的のためなら手段を選ばず何でもやっていい、ということが一番意義深いことではなくて、政治を…

「蛮族が闊歩する欧州」と伝教師達による秩序回復の試み

古代ギリシャローマ文明と欧州文明は思うほど連続してなかったりします。 代わって調べれば調べるほど浮かび上がってくるのはこんな蛮族末裔が闊歩する風景。 ゴート戦争(伊: Guerra gotica、羅: Bellum Gothicum、535年~554年)によってイタリア半島にラ…

ロマネスク聖堂に描かれた怪物達に担わされた象徴的役割

「モンスター/monster(ラテン語単数monstrum、複数monstra)」.の語源は「monere(警告する)=予兆し、指示すもの」…神の啓示である以上、必ずしも否定的なものばかりでない。デモンストレーションの語源も「指し示す(demonstrare)」。かくして神の「創造…

マルクス主義ルネサンス(Marxism Renaissance)?

ochimusha01.hatenablog.com ところで本当に「マルクス主義(Marxism)」と「ルネサンス(Renaissance)」に接点がないか検索してのけぞった。 shin-nikki.blog.so-net.ne.jp shin-nikki.blog.so-net.ne.jp フランスの毛沢東主義の哲学者アラン・バディウ(A…

打倒されるどころか分裂し拡散した「神聖ローマ帝国的権威主義」

スイスの文化史学者ブルクハルトや共産主義者マルクスが望んでいたのは、あくまで「神聖ローマ帝国の打倒」であって「分裂による拡散」ではなかったという。 とどのつまり時代的制約から「アレキサンダー大王の偉業」とか「帝政ローマの栄光」からそれほど脱…

ウンベルト・エーコの「テキストの迷宮」

241夜『薔薇の名前』ウンベルト・エーコ|松岡正剛の千夜千冊 コンピュータにはもともとハードウェアにもとづいたプログラムの回路というものがある。その上にソフトウェアが走るためのOSがある。そこでそのOSに『薔薇の名前』の内容(コンテンツ)をアル…

唯物史観とイタリア・ルネサンス

実は「人間集団の上部構造(法律、政治、社会)を規定する下部構造(生産、経済)は原始共産制、古代奴隷制、封建社会、資本主義社会、共産主義社会の五段階を経る」とする唯物史観は、18世紀に栄えたスコットランド啓蒙主義の丸パクリである。 マルクスがそ…