まさかこの記事の続報が入るとは…
しかも今回は妙に好意的な記事。水面下で何があったの?
【8月7日 AFP】スペインの地中海(Mediterranean)に面した沿岸都市タラゴナ(Tarragona)に先月、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長体制を称えるバー「平壌カフェ(Pyongyang Cafe)」がオープンした。
バーカウンター内の棚は北朝鮮国旗をモチーフにしたもので、壁にははるばる北朝鮮から取り寄せたプロパガンダポスターが飾られている。店内の一画には図書コーナーがあり1948年から北朝鮮を支配する金一族関連の書籍のスペイン語版が取りそろえられている。
このバーの創設者、アレハンドロ・カオデベノス(Alejandro Cao de Benos)さん(41)は、北朝鮮当局が公認する朝鮮親善協会(Korean Friendship Association)の会長でもある。
北朝鮮の料理を提供し伝統舞踊を披露するレストランはアジア各地では出現することがあるが、カオデベノスさんによると欧米ではこのタラゴナだけだという。
類似のレストランは2012年にオランダのアムステルダム(Amsterdam)にオープンしたことがあるが、数か月後に閉店した。(c)AFP/Daniel BOSQUE
一方スペインでは「選挙で勝てる急進左派」ポデモスが頑張ってます。
それでは日本での評価はどうなってるかというと…
なんてことはない、よくある和製サンダース、和製ポデモス待望論なんだけども
— 大野裕司(術数学) (@onoyuji_daye) 2016年8月3日
作家 島田雅彦氏「サヨクにもポピュリズムの旗手が必要」 https://t.co/oH65Ybgxtn #日刊ゲンダイDIGITAL
ウヨクポピュリズムに対抗するためには、サヨクポピュリズム、リベラルポピュリズムが必要なんですよ。過去、社会党が大ブレークした時にはマドンナ旋風があって、土井たか子党首の個人的な人気に支えられていました。そういう人材が出てくれば、ずいぶん潮目が変わるんじゃないか。私は個人的には、山尾志桜里さん(民進党政調会長)はマドンナになりうると思います。それから、サヨクの祈り、愚痴、あるいは正義を唯一国会の場で代弁してくれるのが山本太郎さん(生活の党共同代表)だと思っています。
サンダースやポデモスを「あんなポピュリストでもいないよりマシ」なんて見下してる理解レベルじゃ、まだまだ先が長い?
怒り利用、現状打破 民意、ネットで増幅:朝日新聞デジタル https://t.co/Y3YQlJloe5:前にも言ったが、ポデモスもトランプもポピュリズムで一緒くたにする朝日の認識は誤り。資本主義の行き詰まりを反知性で扇動するのか、理性で分析しポスト資本主義を目指すのか。天と地
— 北野慶(反原発・打倒安倍独裁) (@keikitano) 2016年7月26日
朝日新聞の分析では「ポデモスはスペインのトランプ」‥問題外にもほどがある?
国際SNS上では、サンダースと並んでポデモスへの注目度が上がってますが、それに合わせて「時代にまるでついていこうとしない日本のリベラル陣営」への絶望感が広がっている模様。
まぁ、このレベルではねぇ。ただポデモスはポデモスで色々問題も抱えてる様で…
「ポデモス旋風」は消えたのか?
最も大きな理由は、「景気回復」の具体的な現われを多くの国民が感じ始めたことだろう。緊縮財政の「ご褒美」としてリスクプレミアムが100前後に抑えられているおかげで、スペイン経済への信用が保たれ外国からカネが借りやすくなっている事情がある。その背景の中で、不動産を中心にしたミニ・バブルの煽りもあり、 自動車の生産台数は記録的な伸びを示し、失業率の数字だけは確実に減りつつある。雇用省の調査によると、7月の1ヶ月間で全国で新たに収入口を得た人数は約7万4千人である。ただしその93%は臨時雇いだが。7月31日には、近づく総選挙を意識した首相のマリアノ・ラホイは、来年度の予算案を提示する中で、「スペイン経済の長期的な上昇傾向」を強調してGDP3.8%の成長と失業率20%未満の予測を誇らしげに披露してみせた。
現在の「失業の減少」には、 北アフリカや中東での戦争とテロ、ギリシャの政治・経済的混乱が、欧州の観光客をスペインに押し流していることが大きく作用しているだろう。SextaTVによると、今年上半期に外国人観光客がスペインに落としたカネはおよそ283億ユーロ(約3兆9千億円)に上る。これは前年度比で7.4%の増加になる。最も観光収入が多かった州はカタルーニャで約64億ユーロ(約8千7百億円)、第2がカナリア諸島で約62億ユーロ(約8千4百億円)だそうだ。新規就労者のほとんどが観光産業での低賃金の臨時雇いとはいっても、確実に消費を増やし中層~下層の人々の精神的な救済感が作りだされている。
もちろんそのような「回復」は水の表面に浮いたあぶくに等しいだろう。しかし、実際に骨身に沁みる現実の厳しさの中で、たとえ明日には消えるかもしれない水面の泡であっても、個人と家族の生活を成り立たせてくれそうな方向に顔を向け、歩き方を知っている旧来の道に戻るのを止めることはできまい。
昨年夏の状況ですが、まさしく「国民の不幸が左翼を支える」実情が浮き彫りに? あと親露発言が多く、カタルーニャ独立運動に批判的なせいで「もしかしてスターリン主義?」という陰口もたたかれている模様。
ポデモスにとっての最大の課題は「連合」を冠する党の正式名称を維持するか否かだろう。IU(共産主義者を含む小政党の統一左派)との連合は選挙戦では効果的だったが、党としての結束は全く保証されていない。IUと連合を組む前でさえ、ポデモスはイデオロギーでも地域でも完全に異なる勢力が集まっていた。そこに共産党と合併したIUが加わったことで、党内の勢力図が一層複雑になり、対立の火種が増えた。
恐らくポデモスにとって最も重大な分裂は、党としての方向性に関するものだろう。今後、左派、右派を問わず幅広い有権者を獲得していくべきか、それともあくまで同党のイデオロギーを基盤に有権者を取り込んでいくのか。これはポデモスが2年ほど前に結党して以来、わき上がっている疑問だが、総選挙の結果を受けてさらに強まった。
フェルナンデス=アルベルトス氏は「左派の立場を強化し来るべき改革を望むべきか、ポデモスの主張を穏健にし、中道に歩み寄るべきか」と問う。「その決断により、今後数カ月や数年で大きな分裂が生まれそうだ」
「左翼陣営と組んだら中間票が逃げた」…あれ、既視感が?
[マドリード 5日 ロイター] - スペイン下院で4日に行われた最大野党、社会労働党のサンチェス党首に対する2度目の信任投票が否決されたことを受けて、ラホイ首相は5日、あらためて第1党の国民党との大連立を呼び掛けた。
ラホイ首相は支持者を前に演説し、サンチェス氏は時間を無駄にしていると述べ、社会労働党は国民党と連立政権を樹立すべきと主張した。
サンチェス党首は中道右派シウダダノスなどとの連立を目指していたが、国民党のほか新興勢力で反緊縮財政を掲げる急進左派ポデモスが反対票を投じたため信任投票は否決された。
スペインでは昨年12月の総選挙でどの政党も過半数の議席を得られなかったため、政権樹立に向けた連立協議が行われてきた。
社会労働党の報道官によると、同党とシウダダノスは7日から他の政党と協議を行う。
5月2日までに政権が発足できなければ法律の規定に基づき議会が解散される。アナリストは再選挙の可能性が高まっているとみている。再選挙となれば6月26日となる公算が大きい。
【パリ賀有勇】スペインで26日、出直し総選挙が実施された。昨年12月の総選挙後の連立交渉が決裂したことに伴うもので、欧州連合(EU)が課す緊縮財政に批判的な急進左派・ポデモス連合が躍進するかに注目が集まったが、下院(定数350)の獲得議席は71(前回69)で、第3党のままだった。ラホイ首相率いる中道右派・国民党が137議席(同123)で第1党を維持。首相は27日未明、「我々は勝った。政権を担う」と宣言した。
英国民投票でEU離脱を決める前に行われた複数の世論調査では、国民党が議席を減らし「反緊縮」を掲げるポデモス連合が第2党に浮上するとの見通しが出ていた。離脱決定に伴う英国内外の混乱の反動として伸び悩んだ可能性もあるが、AFP通信は「有権者が変革を約束するポデモスではなく、既存政党を選んだことに英国のEU離脱決定が影響したか判断するには早過ぎる」と報じた。
英国のEU離脱決定後、ポデモスのイグレシアス党首は「(EUの)方針転換が必要」とEU改革の必要性を訴えた。一方、国民党は「急進主義、大衆迎合主義は安定をもたらさない」(コスペダル幹事長)とポデモスをけん制していた。
下院の他の主要政党の獲得議席数は穏健左派・社会労働党85、中道右派・シウダダノス32だった。前回選挙では、国民党と社会労働党の2大政党が半数を大きく下回り、ポデモスが第3党に躍進。今回選挙も単独で過半数を獲得した政党はなく、再度、政権樹立に向けた連立交渉が行われる。
ポデモス党ラモン・エスピナール上院議会スポークスマンがTVE朝の情報番組に出演、スペイン社会労働党(PSOE)に対し、「態度を変えなければ、3回目の総選挙の可能性がある。」と指摘したことが分かった。
スペイン国営放送に出演したラモン報道官は、PSOEの態度に関し「国民党と手を組まない。ポデモス党とも連立を組まない。3回目の総選挙もやりたくない。この三つの選択肢すべてに「NO」をいうことは出来ない。 この三つのうちどれか一つを選ばなければならない。ペドロ・サンチェス幹事長は速やかにその態度をはっきりすべきである。」とPSOEを批判、三回目の総選挙の実施の可能性を指摘し、その責任はPSOEにあると語った。
この辺りが 最新動向になるのかな? 「平壌カフェ」の話題と違って日本の報道が、揃って好意的でないのが興味深い。本当に日本の報道は客観性と無縁なんだな…