諸概念の迷宮(Things got frantic)

歴史とは何か。それは「専有(occupation)=自由(liberty)」と「消費(demand)=生産(Supply)」と「実証主義(positivism)=権威主義(Authoritarianism)」「敵友主義=適応主義(Snobbism)」を巡る虚々実々の駆け引きの積み重ねではなかったか。その部分だけ抽出して並べると、一体どんな歴史観が浮かび上がってくるのか。はてさて全体像はどうなるやら。

【インフルエンサー・マーケティング】その国際的流行が中国に波及?

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これ米国産SNSで実施され「(スコア上位を独占すべく)WASP層や男性優位主義者がネット上で自警団を組織して非WASP層や女性のハイランカーを襲撃して回る様になった」最悪の展開の前轍を踏む流れになりそうな予感がしてなりません。

しかしどうやら日本のマスコミは「中国の試みなら間違いない」なる姿勢を崩さない模様。皮肉にも現在の中国は「共産主義の見本」どころかむしろ(良い意味でも悪い意味でも)資本主義圏を超える勢いで「剥き出しの資本主義」が荒れ狂ってる国。だからこそ、こうした展開の評価は慎重に行わねばならない筈なのですが「共産主義は正しいことしか実践しない」なる共同幻想に今日なお執着し続ける彼らに、そういう観点からのアプローチは全く期待出来ない様です。

*「剥き出しの資本主義」…産業革命導入が進んでいた19世紀後半のロンドンにおいて「フレーバーティーの一種であるアールグレイ紅茶の流通量が実際の輸入量の倍にも達している(安物では混ぜ物の方が多い)」「白パンの価格競争が原料に石灰まで混ぜる文化を生んだ」恐るべき現実に直面したカール・マルクスは「こんな節操のない競争に興じる経済体制なんて間も無く自滅する!!」と断言した。今や高度成長期独特のこうした猥雑な雰囲気は欧州よりアメリカ、日本より中国が体現しているという話。

 

 ①「(Facebook上における)非WASP層や女性のハイランカーへの迫害」…この展開はどうして2010年代前半に形成された国際SNS上の関心空間が①(女性アカウントを中心とする)第三世代フェミニスト/LGBTQA層(政治的リベラリストとの関係は険悪)②いわゆるBlack Esablishment層(Poor Black層との関係は険悪)③カソリック層(スペイン語・ブラジル語話者中心)を三本柱とする様になったかとも密接な関係がある。

②ただ彼らの結束を生んだネット上の緊張感自体は既に緩和の方向に向かっており、Facebook社は「母屋で失った若者層を(グループ会社化した)Instagramで回収する」戦略を採用。例えば2016年11月時点の投稿では私自身「(独自の集合知を有する)国際SNS上の関心空間と(長い間国際SNS上の関心空間においては「ニコ生主的馬鹿」の追放先と目されてきた)Instagramの関係は険悪」と指摘しているが、歴史のこの時点において既に(それまで「俺の御飯を見て見て」派や「大麻吸ってる俺を見て見て」派の巣窟と揶揄されてきた)Instagram利用層の多様化は佳境に入ってており、今日では(それまではPixivやDevianARTを常駐先に選んでいた様な)絵師層の移住もかなり進んでいる。「日本でのみのTwitterの繁栄」はこういう次元の展開と表裏一体の関係に。

③その一方で「国際SNS上の関心空間」の最大の問題点はマネタイズ能力(特に広告主獲得能力)の低さにあり、展開上重要な一角を為してきたTumblrSoundCloudの先行きに暗雲を投げ掛けていたりする。

米Yahoo.comがネット事業の売却を検討、TumblrやFlickrはどうなる? | iPod LOVE

特にSoundCloudは日本のボカロPとロンドンやニューヨークのDJ文化を結ぶ役割も果たしてきた重要メディア。最近「Vocaloid10周年」を記念して発表されたハチ/米津玄師 の「砂漠の惑星(Sand Planet)」と重なる焼け跡ハードボイルド的雰囲気が漂ってます。最近のニコ動凋落とも決して無関係ではない動き?
*欧米ではこの辺の実存不安が産むヒステリックな焦燥感がスパニッシュ・ギターやジプシー・バイオリンの演奏と結びつけられる事が多い。

結局、世の中を回してるのはお金の流れ…もうそれはそれと諦めて、新たなビジネスモデルを構築するしかないの?